外観・外構

屋根の破風・鼻隠・軒天ってどこ?配色で気をつけたいポイント

2018年7月29日

こんにちは。akiです。

前回までの打ち合わせで外観のほぼ9割が決まりました。

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屋根のガルバリウム部分は黒色にするということも決まっています。

あとは屋根の「破風」「鼻隠」「軒天」の色を決めたら外観は完成です!!

あまり聞きなれない言葉ですが、そもそも破風・鼻隠・軒天とはどこのことを指すのでしょうか?

今回は意外と外観イメージに影響があるこれらの部分をどう配色していくかというお話です。

破風・鼻隠・軒天ってどこのこと?

図にすると、赤・青・緑の部分のことを指します。

破風(はふ)

屋根の断面のうち、地面と平行ではない斜めになっている方の辺を指します。

「ケラバ」という名称が出てくることもありますが、ケラバは棟(家本体)からはみ出した屋根の一部という意味なので、今回は意味合いが異なります。

鼻隠(はなかくし)

屋根の断面のうち、地面と平行になっている方の辺を指します。

雨どいが付く方です。

軒天(のきてん)

屋根の裏側、つまり天井部分です。

下から見上げた時に視界に入る為、家のイメージを左右する重要な部分です。

破風・鼻隠・軒天の色の決め方

コーディネーターさん曰く、屋根の断面である破風と鼻隠は基本的に同じ色にしますが、必ずしも軒天と一緒にしなくても良い、とのこと。

いくつかシミュレーションをする上で、プロの塗装屋さんがどのように色を合わせているかも調べてみました。

参考

<軒天>
軒天の色は基本的に明るい色で塗装することをお勧めします。
それは軒天が影になるので暗く見えるという点と、部屋内から外を見た際に明るく見えるからです。
白系、もしくは外壁の少し薄めの色を選ばれると良いでしょう。

<破風・鼻隠>
破風板、鼻隠しに関しては、屋根の色に合わせる場合が多いです。
屋根に合わせれば立体感を出すことが出来ます。
あえて、外壁とも屋根とも違う色を入れてアクセントカラーにする場合もあります。

塗装バンク:外壁・屋根塗装のノウハウ より

今回はアクセント外壁の木目を引き立たせる為に、それ以外の色のまとまりを重視して屋根色合わせのブラックと明度を上げたライトグレーを使った3パターンを作っていただきました。

①屋根と異なる色でアクセントにする配色

屋根色から外してアクセントとして使う例として分かりやすいのは、

このように配色の仕方によって個性を出すことができます。

屋根・外壁を黒、破風・鼻隠・軒天をライトグレーでまとめたのがこちら。

《破風・鼻隠・軒天:ライトグレー》

黒い外壁の住宅は、このように3点全てライトグレーでまとめるパターンが一番多いそうです。

基礎や駐車場のコンクリートの色とリンクして良い感じにまとまっています。

黒い外壁と黒い屋根の間に空間ができるので、屋根の厚みを感じさせず、屋根自体が軽く見えますね。

②屋根と同色で立体感をだす配色

アクセントにはなりませんが、まとまりのある失敗しない配色です。

屋根・外壁・破風・鼻隠を黒でまとめ、軒天をライトグレーにしたのがこちら。

破風・鼻隠:ブラック/軒天:ライトグレー

屋根全体をブラックで統一しているので、屋根の厚みが出る配色です。

全てライトグレーで合わせるよりもやや落ち着いた印象になりました。

③軒天を屋根色に合わせた配色

上記二つは軒天の色を明るい色(ライトグレー)にしています。

デザイナーズハウスのようなお洒落な黒外壁の住宅には、軒天の色まで黒くしたオールブラックの家が多かったので、黒いシミュレーションも出して頂きました。

屋根・外壁・破風・鼻隠・軒天まで全て黒でまとめたのがこちら。

破風・鼻隠・軒天:ブラック

コーディネーターさん曰く、屋根色合わせで全てブラックにするのは珍しいとのこと。

ライトグレーが入っているものに比べると重厚感が増し増しですね。

ただ、インナーバルコニーの天井が黒というのはちょっと重すぎるような気がします。

* * *

このような感じでシミュレーションを重ねた結果、我が家はこの中から②のブラック×ライトグレーに落ち着きました。

ライトグレーでまとめると軽くなりすぎますし、ブラックでまとめるとちょっと重くなりすぎるかなと思ったので、間をとった結果です。

破風・鼻隠は屋根色合わせ、軒天は明るい色、という基本に忠実な感じになりました。

もちろん雨樋も鼻隠合わせで黒にする予定です。

《追記》
インナーバルコニーは雨風凌げる場所ということもあり、入居してから蜂が巣を作り始めてしまったのですが、軒天が明るい色だったのですぐに気づいて対処することができました。

軒天まで黒かったら巣が大きくなるまで気づかなかったかもしれないと思うと、やはり基本通りの配色にしておいて良かったなと思います。

まとめ

我が家は壁も屋根もサッシも黒なので、まとまりを考えると黒やグレーなどの無彩色が無難な選択肢となりました。

配色によっては必ずしも屋根合わせ・壁合わせにしなくても良いようなので、基本の配色の考え方をベースに、色々シミュレーションしてみると楽しいのではないでしょうか。

カラー外壁で破風・鼻隠・軒天・サッシを白でまとめたらカントリー調っぽくなりますし、破風・鼻隠をアクセント外壁と同じ色にしてメリハリを付けることもできますし、可能性は無限大ですね!!

参考になれば幸いです。

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