こんにちは。akiです。
先日の打ち合わせで壁の下地補強について希望を聞かれまして、その後大工工事を見に行ったら柱の所々に下地補強用のメモが書かれていました。
こういったメモを見るとちゃんとやってもらえてるんだなと安心しますね。
今回は家具などを後付けするにあたって必要になる、壁の下地補強について、実際に補強した場所とオススメの場所のお話です。
何のために下地補強をするのか
木造住宅の壁の多くは、木ではなく石膏ボードでできています。
間柱と呼ばれる骨組みの柱に薄い板を固定して平面を作っていくイメージです。
石膏ボードには9.5mm、12.5mm、15mmと厚みに種類はありますが、住宅の壁は12.5mmのものが使われることが多いようです。
この石膏ボードは意外ともろく、穴が空くとそこからボロボロ崩れてしまいます。
一見壁になっていても、間柱のない部分は石膏ボードと空洞もしくは断熱材が入っているだけなので、ビスなどを刺してもしっかりと固定することができないのです。
DIY FACTORY COLUMN:壁に棚を取り付けよう!壁の構造と便利アイテム5つの紹介。より
つまりこのような構造になっているので、何か家具や棚などを固定するには丈夫な間柱の部分を探す必要があります。
そこで。
間柱の位置を気にせず好きなところに家具などを設置するために
「下地補強」
を工事中に行うのです。
壁の下地としてベニヤ板を取り付けて壁を補強することで、間柱ではない所にもビス留めができるようになります。
この下地補強をしておくと、後々DIYで棚や家具などを壁付する際に
- 間柱を探す手間
- 下地センサーや石膏ボードアンカーなどの工具
が不要になりますし、設置場所が希望の場所からずれてしまうということも避けられるのです。
下地補強をお願いした場所5つ
壁の下地補強はHMによっては有料の所もあるようです。
今建てて頂いている工務店さんでは大工さんがほぼほぼサービスで入れてくれるということでした。
サービスなのでたくさん指定するのはちょっとマズいらしく、どうしても入れておきたい場所に絞ってお願いしてみました。
ロールスクリーン設置用の下地
我が家では窓以外の場所に3カ所ロールスクリーンを設置します。
1カ所目はリビング階段の登り口です。
リビング階段で1階と2階を遮るものがないとエアコンの効きが良くないという話をちらほら聞いていたので、冬場2階からの冷気が降りてくるのを遮断する目的でつけます。
リビング階段のお家だとよくこんな感じで付ける方が多いみたいですね。
我が家は画像のような見切り材がなく、リビング天井から階段まで一続きになっているので、天井に下地を入れます。
2カ所目と3カ所目は収納スペースの仕切りとなる部分です。
1階にはキッチンと洗面に小さいながら収納スペースを設けています。
元々のプランでは収納扉を付ける予定でしたが、扉をなくしてロールスクリーンを設置することにしました。
キッチンの収納は一番下にゴミ箱を置く予定なので、毎回毎回扉を開け閉めするのは正直面倒臭いかと思いまして。
ロールスクリーンにすれば、普段はゴミ箱の上まで下げておけばゴミ捨ての時に気になりませんし、来客時は床まで下げれば全部隠せます。
洗面も湿気がこもりやすい場所なので、普段は上げておいて、来客時に洗面を使いたい時だけ隠しておけたらいいなぁと。
洗面は階段下収納なので、床から1800mm、キッチンは元々の扉の高さまで下がり壁ができるのでその壁の所に下地をお願いしました。
ドア2枚が無しになると3万円程減額になるので、その浮いた3万円でロールスクリーン3ヶ所が賄えたらいいなぁと思っています。
予算が足りなかったら来客から見えない洗面のロールスクリーンは後回しですね(´・ω・`)
《追記》
3万円ではロールスクリーン2カ所が精一杯だったので、減額のためにロールスクリーンにするというよりも使い勝手がどうかで判断する方が良いです・・・
壁掛けテレビ用の下地
いずれ買い替えるであろうテレビのために下地を入れてもらいました。
リビングダイニングの形的にテレビの位置が変わることはなさそうなので、この場所で決定です。
現在は32インチのテレビですが、新居ではソファからテレビまでの距離が3mくらいある計算なので、最低でも50インチは欲しいところ。
絶対壁掛けにしたいわけではないのですが、後から検討する時に選択肢があった方がいいかと思い、50インチでも問題ない大きさで下地を入れてもらうことにしました。
《追記》
テレビは買い替えましたが、壁掛けにするキットの費用や工賃がかかるので結局置き型にしました。
DIYで新築の家の内装に傷をつける勇気もないですし・・・
壁掛けテレビにしたいなら手間や配線計画まで考えて建築中に手配するのがオススメです。
背の高い家具用の下地
我が家では新居でちょっと背の高い家具を置く予定があります。
キッチンのカップボードです。
キッチンの背面収納はシステムキッチン本体と一緒に手配したり、オーダーでつけたりする方が多いと思います。
しかし我が家は予算の関係で背面収納が一切ありません。
全て施主支給にする予定です。
未だにどんなものを置くのか決めきれていないので、どんなものを置いても耐震補強ができるように上の方に下地を入れてもらいました。
床から1500mm〜2500mm(天井まで)のスペースです。
カップボードに限らず、大きな家具を置く予定があって耐震補強したい場合は入れておきたいですね。
洗面所の下地
盲点その1がタオル掛けです。
タオル掛けはあって当然だと思い込んでいたのですが、言われてみれば選んだ記憶がないんですよね・・・
しかも階段下収納や引き戸のスペースを確保しているので、タオル掛けをつけられるのが洗面横のこの部分しかありませんでした。
一般的なフェイスタオル(幅約34cm)の幅は確保できないので、短いタイプのタオル掛けをLIXILさんに追加でお願いしました。
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こんなシンプルなものにしましたが、後から考えたら施主支給でお洒落なのを選んだ方が良かったかなぁとちょっと後悔。
折角白地に黒アクセントで統一しているんだから、黒アイアンのお洒落なのとかいいですよね。
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そして盲点その2が洗濯機の上の壁面です。
後で気づいたので下地を入れられませんでしたが、洗濯機の上はデッドスペースになりがちです。
最初から棚を設置してもらうか、下地を入れて後から自分で好きな位置に棚を設置すれば見栄えも良く便利だと思います。
我が家は今は安いスチール製のラックを置いているのですが、色も白で統一できるのでそのまま使う・・・はず。
玄関スペースの下地
玄関の全身鏡用にお願いしました。
割と早い段階でシューズボックスの話をした時に、モデルハウスと同じタイプのものが付きますよ〜と言われていたので、てっきりミラー付きのタイプかと思いきや、実際の商品にはミラーがないことが判明・・・
ミラー付きだと元値が13,600円程上がるそうです。
鏡ってそんなに高いの!?
流石に鏡にそんな予算は割けないので、鏡なしシューズボックスのままで、今後鏡が必要になった時に壁側に後付けできるように下地をお願いしておきました。
だいたいこの辺。
高さ2000mm、幅800mmの範囲で玄関土間で全身チェックができる位置にお願いしました。
でもこれまで何年も賃貸暮らしで玄関に大きな鏡があったことはないので、付けないかもしれません・・・
後で調べたら鏡の扱いは風水的に難しくて、玄関入って右手につけるか左手につけるかで意味が違ったり、そもそも玄関に鏡を置くこと自体あまり良くないという意見もあるんだそうです。
鏡をつけないままなら、ここは将来的に手すりをつけるのに活用できたらいいなと思っています。
幅的に微妙なところですが・・・
まとめ
我が家は合計7ヶ所に追加で下地を入れてもらいました。
欲を言えば、
・洗濯機上の収納棚用
・服を掛ける為の長押用
・ウォールシェルフ用
などなど、下地を入れると便利だろうなと思う所はたくさんあります。
家族構成が変わることがあれば、後から色々欲しくなる可能性もありますし。
しかし流石にこれ以上は申し訳なかったので追加しませんでした。
予算の都合や大工さんの負担を考えるとなかなか希望の場所全てに下地を入れるのは難しいかもしれませんが、迷ったらまず大型家具の固定用を優先的に入れておいた方が安心かと思います。
軽いものや細々としたものであれば、下地センサーで間柱を探したり、どこでも下地が作れるキットを使ったりしてDIYできますしね!
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石膏ボードでも使える特殊なアンカーも出ています。
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ちなみに基礎工事が終わって大工工事に入る頃には下地の場所を決定しておかないと間に合わないので、ちょっと早めに検討を始めた方が良いかと思います。
というわけで家づくりの参考になれば幸いです(*´꒳`*)
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