外観・外構

片流れ屋根に雨漏りが多いって本当?片流れ屋根のメリットデメリット

2018年6月6日

こんにちは。akiです。

我が家は南側斜面に太陽光パネルをたくさん載せるために、ガルバリウム合板の片流れ屋根にする予定です。
というか、最初から太陽光パネルありきの片流れ屋根前提で話が進んでいます。

どんなものなのか気になって「片流れ屋根」で検索してみると、なんだか不穏な単語が出てくるんですよね・・・

「雨漏り」

とか・・・。

というわけで今回は片流れ屋根のデメリットについて考えてみます。

屋根の形には色々な種類がある

調べてみて分かったのですが、屋根の種類って沢山あるんですね。

・切妻(きりづま)屋根
・寄棟(よせむね)屋根
・方形(ほうぎょう)屋根
・片流れ屋根
・陸屋根

・・・などなど。

一般的に多いのは切妻屋根でしょうか。

この他にも片流れ屋根が二つ組み合わさったような招き屋根や、切妻と寄棟が合わさった入母屋屋根など色々あります。

片流れ屋根のメリット・デメリットとは

片流れ屋根は本当に雨漏りしやすいものなのかを含め、メリットとデメリットを細かく見ていきたいと思います。

メリット

①太陽光パネルを多く載せられる

一番のメリットは恐らくこれでしょう。

南側斜面の片流れ屋根にしてしまえば無駄なく発電ができます。

他の種類の屋根と比べて圧倒的に広い面積が確保できますね。

②建築コストを抑えられる

屋根が一面でシンプルなので、寄棟屋根や方形屋根に比べるとコスト面でのメリットが大きいようです。

雨樋も一番低い一辺だけに付ければOKです。

③メンテナンス費用を比較的安く抑えられる

こちらもシンプルな分安く抑えられるようです。

形が単純なので、足場の組みやすさというのもあるかもしれません。

④デザイン的に箱型の住宅にマッチする

ここは好みの問題ですが、シンプルモダンな箱型デザインにぴったりなのではないでしょうか。

片流れ屋根は建築コストやメンテナンスコストをとにかく抑えて太陽光パネルをたくさん載せたい!という方向けの屋根と言えますね。
二番目にコストを抑えられるのはシンプルな切妻屋根のようです。

デメリット

①壁面積が増えて費用が上がる

屋根の傾斜がきつくなると、その分斜面と反対側の壁面積が増えてコストアップします。

②側面と軒先反対側の壁面に日差しや雨水が当たりやすく、外壁が劣化しやすい

軒の角度が上向きな分、日差しや雨水を遮ることができなくなります。

特に北側斜面にすると南面や西面は日差しによる劣化が大きくなりそうです。

これに関しては傾斜が大きいほど影響してくるのではないでしょうか。

③壁面からの雨漏りのリスクが高くなる

はい。ここでやっと出ました雨漏り!

片流れの中でも特に軒やケラバ(屋根のサイド部分)が全く出ていないような作りの場合は壁面と屋根の間から雨水が侵入しやすく、雨漏りリスクが飛躍的に高くなるそうです。

新築物件の雨漏りの75%は片流れ屋根というデータもあります。

逆に言えば軒やケラバさえ幅をとっていれば大丈夫ということですね。

雨漏りに関しては、複雑な形の屋根は接合部からの雨漏りリスクが高く、片流れ屋根はシンプルな分雨漏りしにくいという意見もあります。

④日が当たらない部分の湿度上昇

斜面が北側で日差しが当たりにくい場合、特に冬場は日陰になりがちで湿気がこもるそうです。

斜面が南側でも太陽光パネルの陰になる場合は同じです。

⑤小屋裏換気が機能しづらく湿度上昇

他の屋根と比べると高さに偏りがある為、換気機能が機能しにくいようです。

換気機能が不十分だと湿気で屋根が腐ったりカビたりします。

小屋裏換気とは
小屋裏(屋根裏)部分を換気し、たまった熱気や湿気を外に排出するのが小屋裏換気である。
一般に小屋裏換気には「妻面換気」「軒下換気」「軒下換気と妻面換気の併用」「棟換気」の4種類がある。
(weblio辞書より一部抜粋)

こんな感じで屋根も換気をしているんですね。

大きなデメリットとしては、

①小屋裏換気が十分にできなかったり日が当たらない場合は湿気によりカビが発生する可能性がある

②屋根の造りによって雨漏りリスクが上がる可能性がある

ということですね。

我が家の対策とまとめ

我が家の場合、屋根がすごく緩やかな傾斜なので、費用面では問題なさそうです。

また、軒やケラバ部分を45センチ程出しているので、雨漏りリスクも軒の出が全くない建物よりは低そうです。

小屋裏換気については、担当さん曰く、付けすぎると雨漏りのリスクがあるので問題がないように設置しているとのこと。

恐らく軒下換気だと思いますが、現在では片流れ屋根用の棟換気もあるようです。

片流れ屋根に限らず、複雑な形の屋根もそれはそれで接合部分からの雨漏りが懸念されるようなので、屋根の形で心配するのではなく、雨漏りをしないようにどんな施工をするのかを確認することが大事ですね(^^

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