こんにちは。akiです。
電気配線関係の打ち合わせが進んでおりますが、気になったのがエアコンを設置する位置です。
全館空調を取り入れているようなお家であれば、必然的にエアコンの設置場所は決まってくるかと思いますが、そういったハイテク設備がない場合、部屋ごとにエアコンを設置することになるかと思います。
今回はリビングエアコンをどこに設置したら良いのか検討したお話です。
エアコン設置場所は電気配線が関わってくる部分でもあるので、早めに検討することをお勧めします。
換気システムとエアコンの関係
そもそも住宅の換気システムは大きく分けて二つあります。
吸気も排気も機械式。熱交換換気システムを使い、家中の温度を一定に保つことができる。
いわゆる24時間全館空調のハイスペックな換気システム。
外気を吸気口フィルターを通してそのままの温度で取り入れて換気扇で排出する方法。
全館空調以外の一般的な住宅はほぼこちら。
我が家は憧れの全館空調の導入を予算の都合で早々に断念しており、一般的な第三種換気です。
第一種換気で全館空調であれば、家一軒丸っと同じ温度管理をするため、採用している換気システムに合わせて大きなエアコンを一台もしくは2台、冷暖房の効率を考えて設置することになるかと思います。
第三種換気はそれぞれの部屋毎に外気温そのままの空気が入ってくるので、各部屋ごとに空調が必要になります。
我が家では一台ずつエアコンを設置するという前提で、全室にエアコン用のコンセントを配置しています。
1階リビングと2階寝室、子供部屋2部屋の合計4台です。
(実際4台も設置するかは分かりませんが)
設置場所はひとまずコーディネーターさんにお任せです。
しかし、電気配置図を眺めていてふと気になったのが、エアコンの室外機の位置・・・
・・・もしかして黒い外壁に白い室外機ってものすごく目立つのでは・・・?
外観の見栄えからエアコンの配置を考える
我が家の表側は南側道路に面しています。
2階の3部屋の室外機は東面と西面の壁側面に沿って目立たないように置かれていましたが、問題はリビングです。
現状の図面配置で外から見るとこんな感じに。
黒い外壁に白い室外機が映えすぎてちょっと・・・悪目立ちしている感が満載です。
室外機を隠してみるという方法もあるかと思いますが、基本的に室外機の周りは熱がこもらないようにスペースを空けなければいけません。
ましてや一日中日光が当たる南側です。
室外機を隠す何かを設置する、というのは費用もかかりますし、そもそも一番高温になる場所に室外機を設置して良いものかという心配もあったので、他の部屋のように目立たない壁面に置くことを検討してみました。
初期図面で東西に長い辺の真ん中にあるエアコンを東の壁面にすれば室外機も目立たなくなります。
正直ここに置きたい。
しかし、設置場所を変えることで冷暖房効率に影響が出てしまうのは困ります。
冷暖房効率からエアコンの配置を考える
エアコンの冷暖房効率についてコーディネーターさんに確認してみると、
『エアコンは部屋や空間を徐々に涼しく(or暖かく)していくものなので、エアコン位置を変えても冷暖房効率が落ちることはない』
という認識でした。
人によってはエアコンの直風を浴びたい人もいるので(そうなのか?)、とりあえずソファが置かれるであろうリビングとダイニングの間のあの配置になっていたというだけでした。
ということで、エアコンそのものの位置を変えるのは問題ないそうです。
そのほか、本職のエアコン業者さんの見解がこちら。
参考
エアコンの風で効率的に部屋の温度を下げるには、風が送られる面積を広くしなければなりません。
そのためには、部屋の壁の短辺側のほうに室内機を取り付けることが効果的です。
エアコンの風が当たる面積を増やすことで、より短時間で部屋の温度を下げることができます。
エアコンサポートセンター:効率的にエアコンを使うための室内機の取り付け位置 より
つまり、長方形の部屋の場合は部屋の短辺と長辺のどちらに配置するかで最適な温度に近づける時間に違いが出てくる、ということです。
短辺の壁面に設置することで効率よく最適な温度に近づけられるんですね。
我が家の場合はリビングダイニングの短辺ではありますが、キッチンを含めるとL字型をしています。
キッチンへの送風がなんだか微妙そうなので、もしかしたら最初の配置の方が冷暖房効率としては良いのかもしれません。
(といっても言うほど広いわけではないのですが)
まとめ
家づくりの中でピンポイントにエアコンの位置を考えることはほとんどないのではないかと思います。
今回たまたま外観と室外機の位置関係が気になったので電気配線決定前に検討して変更することができました。
見栄えの問題だけでなく、夏場に一番高温になる場所を避けることができたので安心しました。
家の顔になる壁面のイメージや、日射状況などを想像するのは難しいかもしれませんが、完成してから変更するのは難しいところなので、コンセントの位置と合わせて是非気にしてみることをおすすめします。
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