こんにちは。akiです。
台風15号の影響で千葉県では停電が続いています。
我が家のエリアでは被害はありませんでしたが、今後いつ台風が直撃してもおかしくないですし、オール電化ということもあり他人事ではありません。
そこで改めて電力確保の方法について考えてみました。
太陽光パネルの非常用電源と蓄電池
売電の買い取り価格が下がっているものの、やはり太陽光パネルは災害時の強い味方です。
パネルのみの設置で蓄電池がなくても、非常用コンセントが設置されていれば停電時にもある程度電力が確保できます。
(いつも通り家電が使えるわけではないので注意!)
設置したパワコン1台あたり1500Wまで、非常用コンセントにて使用可能です。
一般的な家庭用コンセント一ヶ所分の出力なので、テレビなどでの情報収集やスマホの充電など、消費電力がそれほど大きくないものであれば同時使用ができます。
デメリットは太陽光が弱いと供給が不安定になる点と、太陽が出ていないと全く使えない点。
そう。夜は使えません。
夜間も太陽光パネルで発電した電力を使いたいなら、蓄電池の出番です。
太陽光パネルのみの設置でも、まずは最低限確認しておきたいのが以下の2点です。
①太陽光パネル非常用電源の切り替え
太陽光パネルがあっても、停電したら自動で太陽光からの給電に切り替わるわけではありません。
手動で切り替えが必要なことが多いので、事前に停電時の切り替え方法を確認しておくことをお勧めします。
太陽光での給電(=自立運転)切替え方法の一例として、オムロン製のパワコンだとこのような感じです。
1太陽光発電用ブレーカーをOFFにする
※ブレーカーの片隅にありました
2パワコンのスイッチを開け、運転スイッチをOFF→ONする
※コインやドライバーでパワコン底面のスイッチカバーのネジを開ける
3自立ランプと発電電力表示ランプの点灯を確認
※パワコン本体のモニター上で確認します
4非常用コンセントに使用したい機器を接続する
※切替スイッチがついているものもあるみたいです
パワコンのメーカーによって操作方法は異なりますので、必ずメーカーHPで確認していざという時に備えましょうね!
(我が家は今回初めて確認しました・・・)
②蓄電池設置補助金制度
夜でも電気が使いたい、でも蓄電池が高価すぎて買えない!!
金銭的な理由で蓄電池導入を先送りにしている方も多いと思います。
スペックにもよりますが、本体価格だけで200万円前後とか・・・工事費入れたら新車が買える・・・
我が家では10年間固定価格での売電が終了するタイミングで蓄電池の導入をしようと、太陽光導入当初から考えていました。
その頃には今より蓄電池そのものの価格が下がることを期待して・・・
さて、この買取制度が始まった頃にパネルを設置した方々は、2019年から順次固定価格買取が終わるそうです。
それが関係あるのか分かりませんが、家庭用蓄電池購入に対して補助金制度が新設されました。
平成31年度「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」
これまでは蓄電池の補助金というとZEH住宅でしか貰えないというイメージでしたが
- 10kWh未満の太陽光発電
- 太陽光発電と連携できる蓄電池
- 設備費用が指定された価格を下回る
ということであれば概ね給付条件を満たせるようです。
2019年度分は既に5月から先着順で受付開始をしていますので、終了している可能性もあります。
でも今後この制度が続くようであれば蓄電池導入のハードルが下がりそうですね。
参考:ソーラーパートナーズ 2019年度 家庭用蓄電池に大型補助金! かんたん解説「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」
他にも細かい条件があるようなので、まずは複数社から見積もりをもらって比較するのがオススメです。
電気自動車と後付けプラグ
太陽光発電と同じく1500W供給できる装備が標準でついているのが、PHEVやPHVなどの電気自動車です。
お値段は本体価格で300万円を軽く超えてきますが、車の買い替えを検討中であれば候補に入れるのも一つの手ではないでしょうか。
アウトランダPHEVやプリウスPHV以外にも、シエンタやハリアーなど購入時オプションが可能な車種もありますので、これから新車に買い換えるならオプション確認してみると良いでしょう。
参考:Anchor Channel:災害時に非常用電源として使えるクルマ一覧
ただ・・・
個人的には家建てて太陽光まで載せて新車購入とかそんな富裕層みたいな真似はできないので、どうにかして車を電源代わりにできないかと情報を探していました。
すると!!
3代目プリウス(ZVW30)とプリウスαに限っては、
電源供給用プラグが後付け
できるんだそうです!!!!
我が家3代目プリウスー!!!!!!
それがこちら。
【Life Plug ライフプラグ】
スペアタイヤ収納スペースに専用のキットを搭載して荷台の隅にコンセントを設置するというもの。
3代目プリウスの場合、ガソリン満タンの状態で一般家庭約4日分の電力が賄えるそうです。
(満タン45リットル=63.6kWh)
電気自動車や蓄電池よりもおそらく安価で対策ができると思います!
価格はオープン価格ということで、まずは問い合わせてみてはいかがでしょうか。
まだ取り扱いのない県もあるので、ライフプラグ製造元HP原田車両設計株式会社で確認してみてください。
持ち運べる発電アイテム
太陽光発電や自動車以外にももっと手軽に持ち運びできるもので対策したい場合、どんなものがあるのか調べてみました。
①インバーター発電機
ガソリンで動かすタイプの発電機です。
安価なものだと10万円前後から。
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発電機にも種類がありますが、家庭で非常用電源として使うなら、
- インバーター搭載で電気が安定的に供給
- 本体がカバーに覆われていて騒音を軽減
- 最低でも900VA以上の出力
の発電機が良いそうです。
デメリットとしては発電するためにガソリンが必要な点。
災害時にはガソリンがすぐ手に入らない可能性を考えると、ガソリンの備蓄も必要です。
ガソリンは空気に触れると劣化してしまいます。
携行缶では長期保管ができないので、アウトドアでの発電や屋外作業などで定期的に使う予定がなければ、非常用の予備燃料として販売されている【ガソリンの缶詰】で保管しておくなど劣化対策が必要です。
②ポータブル電源
あらかじめコンセントから充電しておくタイプの電源です。
スマホのポータブルバッテリーのように、普段から充電しておけばいいので一番手軽ではないでしょうか。
出力は様々なものがありますが、災害時は400Wh以上の大容量のものがオススメ。
コンセント充電だけでなく、車のシガーソケットや小型のソーラーパネルに対応したものにしておくと、長期間電力が復旧しない場合でも繰り返し充電ができるので安心です。
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大容量のものでも5万円台からあるので、ミニソーラーパネルと一緒に備えとして用意しておくと良いですね。
まとめ
10年くらい前だと、手回しで充電するタイプのライトやラジオ、携帯充電器、それにインバーター発電機くらいしか一般的な対策はなかったように思います。
今では色々な方法がありますが、災害時はどれが使えるか分かりません。
太陽光パネルの破損や車の水没なども考えられるので、複数の発電システム、アイテムで備えておくと安心ですね。
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